「Vol.13」
グドール先生の
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「ロマンスの大切さ」
木製の帆船時代、船乗り達が最も恐れたものは何だと思いますか?海賊?嵐?それとも、病気?これらも恐ろしいもので
すが、彼らが最も恐れたものは赤道付近に発生する、無風現象と言われるものです。無風現象になると、何日
も、場合によっては何週間も風が吹かなくなります。ただ何日も、漂流し、ついには水と食料がなくなり、
全員死んでしまうこともあり得るのです。
かつてはわくわくし、楽しかった多くの結婚も、ロマンスの風が吹かなくなり、ただ広い海の上を漂っているように
なることがあります。しかし、この「無風状態」をそのままにして手をこまねいている必要はありません。
停滞してしまった夫婦関係をすぐに直す特効薬はないかもしれませんが、言い訳はやめて、二人の関係を改善するた
めに出来ることはたくさんあります。
ロマンスは結婚のすべてではありませんが、ロマンスのない結婚はとても寂しいものです。
ロマンスによって夫婦はつながるのです。キーマ・ジュードという牧師夫人はこう言っています。
「結婚当初はロマンスが私と夫の関係を保つ主要な要素であるとは思っていませんでした。
しかし、15年たって子供が4人いる今、ロマンスというもの私たちの結婚にとってどれほど大切であるかがわかり
ました。ロマンスはいつも私たちの関係を生き生きさせてきました。」
ロマンスの風を吹かせるのには努力が必要ですが、創意工夫によって色々なことが出来ます。
たとえば...
● デートをする:
そうです、デートです。結婚するまではよくしていた、あのデートです。結婚している方、夫婦でデートをして下さ
い。結婚しているからこそ、デートをして下さい。子供を預けて二人だけでデートをして下さい。
特に我々男性はもっとデート学を身につけるべきです。
上記のジュード夫妻は、週に一度、子供達が学校に行っている間に、二人でお昼を食べるそうです。
「デートは二人を結びつける(connect)のです。」と言っています。私も最近、結婚17年目を記念して、
夫婦で久しぶりに、本格的なデートをしました。和食のレストランで二時間かけてゆっくり食事をしながら、二人で
いろんな事を話しました。確かに、connectしました。
もっとデートしなきゃなあ、と思いました。牧師の古林三樹也先生は「デイトをすれば日本は変わる」とまで言って
います。デートについてはまたいつか書くことにしましょう。
● 電話をする:
たとえば、日中夫が仕事の合間に電話をしてちょっとした会話をするのも、ロマンスです。
携帯電話時代ですから、こう言うことも前よりしやすいと思います。
● ラブレターを書く:
大げさなことばを書かなくても良いのです。チャンスを見つけて心からのことばを贈ってください。
インスピレーションが湧いてこなければ、昔のラブレターを引っぱり出してきて、読み返してはどうでしょうか?
「恥ずかしくて読めないよ。」なんて言ってるのは誰ですか?
● 赤ちゃんのおしめを取り替えてあげる:
えっ?これもロマンスなんですか?そうなんです。絶えず赤ちゃんと一緒にいるお母さんにとっては、こういう事を
してくれるのが嬉しいんです。ロマンスは献身なのです。
他にも色々ないいアイディアがあると思います。夫諸君、妻たちはロマンスを求めています。
彼女たちにはそれが必要なのです。ハネムーンは忘れ去られた経験である必要はないのです。
God Bless You!
グドール・ジェラルド
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