「Vol.30」

グドール先生の

夫婦シリーズ』


「真の家族サービスとは?」


すべての人が持っている、愛の表し方、感じ方を示す「愛の言語」。夫婦が互いの愛の言語を知って、その言語で互

いを愛するなら、互いの心の中にある「感情タンク」が満たされて、きずなが深まります。今回は、愛の言語第三弾

「役に立つことをする」をお贈りします。


この場合、「役に立つことをする」とは、英語で"Acts of service"と言います。つまり、夫婦で言えば、相手の

喜ぶことをしてあげることです。Serviceですから、ごく日常的な事の中で、相手に仕えるということです。具体的

な例を挙げますと、次のようなことです。


食事の準備をする、食器を洗う、掃除機をかける、トイレ掃除をする、お風呂の排水口にたまった髪の毛を取る、洗

面台の鏡についた歯磨き粉の白い点をふき取る、ゴミを出す、赤ちゃんのおしめを取り替える、子供を病院に連れて

行く、家具を移動する、洗車をする、物置を整理する、草刈りをする、犬を散歩に連れて行く、金魚の水を取り替え

る、等々。どれをとっても、前もって計画することや、時間、努力、エネルギーを要するものです。これらの事は積

極的な気持ちで行えば、すばらしい愛の表現となります。愛にはロマンスが必要ですが、必ずしも二人でロマンチッ

クな場所に行き、ロマンチックなことばを交わすということだけではないのです。愛するとは、上記にあるような、

毎日毎日行うことを通して表すものでもあるのです。


もしあなたがご自分の結婚や家庭が、祝福された、愛の通い合うものとなることを願うのであれば、上記の事柄を積

極的に行わなければなりません。例えば、いつもは妻がすることでも、夫が手伝ったり、代わりにしてあげたりして

はどうでしょうか。大変かもしれませんが、こうするならば、二人の関係と家族の受ける恩恵は実に大きいのです。


「これは夫の仕事だ」、「妻の仕事だ」と型にはまらないで、積極的に愛を実践してください!



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