グドール先生の
『番外編*第1』


「神様はあなたの電話番号を知っています」

「全能の神の幕屋」という教会の牧師が、ある土曜の夜、仕事で遅くなったので、帰宅する前に奥

さんに電話しておこうと思い、ダイヤルしました。しかし、長い間電話を鳴らしたのにもかかわら

ず、奥さんは出てきません。そのとき、時計は10時を指していました。牧師は何か変だと思い、

数分後にもう一度電話をしてみました。すると今度は、すぐに奥さんが出てきました。


どうしてさっきは出なかったのかと聞くと、電話は鳴らなかったという返事が返ってきました。

二人は何かの間違いだろうと思い、それ以上深くは追求しませんでした。

翌朝、教会にいた牧師に男の声で電話がかかってきました。その声の主は、昨夜なぜ自分のところ

に電話してきたのかと聞きました。牧師は、前の夜に奥さんにかけた最初の電話が、間違い電話だ

と思い、彼に、迷惑をかけたことを詫びました。ところが彼は、こう言いました。

「その電話がかえって良かったのです。実は私は、昨夜、自殺しかけていたのです。そして実行す

る前に祈ったのです。『神様、もしあなたがいらっしゃって、私が自殺してはいけないと思われる

のでしたら、どうか今しるしを見せてください』と。ちょうどそのとき、電話が鳴ったのです。

誰からかかってきた電話なのかを表示板で確かめると、『全能の神』とありました。

これで恐ろしくなって、電話に出られなかったのです。


間違い電話が、彼のいのちを救いました。これは決して偶然ではありません。全能の神が働いて彼

の祈りに答えてくださいました。聖書には、神が私たちの頭の毛の数さえ知っておられると書かれ

ています。頭の毛の数さえ知っていてくださるとすれば、私たちの電話番号を知っておられても不

思議はありません。神は私たちを愛して、守り、祝福してくださる方です。誰でも、いつでもこの

お方を呼び求めることができます。


聖書の言葉。「あなたがたがわたしに祈り求めるなら、わたしは聞き届ける。」

* ハーベスト・タイム発行 月刊「clay」より


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